- 霧吹き
- 中性洗剤(食器洗い用)
- メジャー
- カッターナイフ(小型の良く切れるタイプ)
- ゴムベラ、またはスキージー
- プラスチック定規(厚さ1~2mm程度の物)
- 定規
- セロテープ
- スポンジ雑巾やキッチンペーパーなどの水を吸い込みやすもの
用意する道具
【ガラスフィルムを貼る前の下準備】
1.カーテンの取り外し
窓ガラスの周りにあるカーテンや家具等、ガラスフィルムを貼る際に邪魔になるものは移動させておきましょう。
2.養生(施工箇所の周囲の保護)
ガラスフィルムの貼り付けは、中性洗剤や水を使用して行います。
窓の周りが汚れないように、ビニールシートや新聞紙等を敷くなどして養生しておきましょう。
3.水溶液を作る
ガラスフィルムの貼り付けに必要な水溶液を作ります。
霧吹きの中に水をいれ、その水の量に対して2~3%の割合で中性洗剤を入れます。
中性洗剤の濃度が高すぎたり低すぎたりすると、ガラスフィルムを貼り付けにくくなることがありますので、中性洗剤の濃度には十分注意してください。
4.窓ガラスのお掃除
ガラスフィルムを貼り付ける窓ガラスに手順3で作った水溶液を吹き付けて、窓ガラスの中心部分から端へ向かってゴムベラやスキージー等で汚れや埃をキレイに落としていきます。
窓ガラスに硬く付着した頑固な汚れは、カッターを使用して丁寧に落としていきましょう。
但し、その際に怪我やガラス面を傷をつけることがないように十分注意してください。
窓ガラスがキレイになったら、仕上げにスポンジ雑巾やキッチンペーパーで窓枠やゴムパッキンに付着している水分をキレイに拭き取りましょう。
この作業を怠ると、ガラスフィルムに汚れを含んだ水分が付着して、ガラスフィルムが剥がれてしまう場合があります。
【ガラスフィルムを貼り付ける】
1.ガラスフィルムのカット
窓ガラスの縦横サイズを測ります。
ガラスフィルムの端に、先ほど測った窓ガラスのサイズよりも5㎝程度大きめにペンで印を付けていきます。
印をつけたら、それに沿ってキレイにガラスフィルムをカットしていきます。
ガラスフィルムをカットする際には、しわにならないよう必ず平らな面に置いて定規等で抑えながら行ってください。
2.窓ガラスに水溶液を吹き付ける
窓ガラス全体にたっぷりと水溶液を吹き付けます。
水溶液が少ないと、窓ガラスがフィルムを吸着させてしまうため、フィルムが貼りにくくなってしまいます。
その為、水溶液が垂れるくらいに多めに吹き付けましょう。
3.ガラスフィルムのセパレータ(裏紙)を剥がす
カットしたガラスフィルムのセパレータ(裏紙)を剥がしながら、粘着面に水溶液を吹き付けていきます。
セパレータを剥がす際にはスピードが大切です。剥がすスピードが遅いとセパレータを剥がす時に発生する静電気で埃や小さなゴミがガラスフィルムの粘着面に付着してしまいます。
セパレータが剥がしにくい場合は、セパレータの角にセロハンテープを付けるとセパレータを剥がしやすくなります。
なお、本作業を1人で行うのは難しいため2人で行うことをお勧めします。
4.ガラスフィルムを貼り付ける位置を決める
ガラスフィルム上部の左右の端を軽く持ち、左右いずれかの窓枠から2mm程度の隙間を空けて、窓枠に沿って上から下に向かって貼っていきます。
その際には、上から下まで隙間が均等になるように微調整しながら貼っていきましょう。
5.ガラスフィルム内の水と空気を抜
貼り付ける位置を決定したら、ガラスフィルムの表面に水溶液を吹き付けます。
ガラスフィルムの位置がズレないように手で押さえながら、スキージーを使用して水と空気を抜いていきます。
水と空気を上手に抜くポイントは次の4つです。
・強く力を入れ過ぎない
・スキージーを往復させない
・スキージーを放射状ではなく、中心から端に向かって垂直・水平に動かす
・水溶液の吹き付けと、水抜きの作業を交互に数回繰り返す
6.ガラスフィルムの不要な部分をカットする
まず、カッターを使用してガラスフィルムの四隅を斜めにカットします。
次に、窓ガラスの枠廻りとガラスフィルムの端までの間に2mm程度の隙間ができるようにカットしていきます。
この隙間は水抜きをする際に必要になる隙間なので、必ず隙間を空けるようにカットしてください。
7.仕上げ
余分な部分のカットを済ませたら、ガラスフィルムの表面に再び水溶液を吹き付けて、スキージーで最後の水抜きを行います。
スキージーは手順5のポイント同様に行ってください。
水抜きによって、押し出された水分をスポンジ雑巾やキッチンタオルできっちりと拭き取って作業は終了です。
【作業後の注意点】
作業直後は、ガラスフィルム内に水溶液が多少残っているためフィルムの透明度が低く濁って見えますが、2週間ほど経過すると徐々に水分も蒸発していき、乾燥後はクリアになります。
ガラスフィルムが乾燥するまでの期間は、剥がれやすかったり破れやすかったりするため、注意が必要です。乾燥後のガラスフィルムのお手入れは、水や中性洗剤を薄めたものを柔らかい布などに含ませて拭いてください。硬いものや強い力でこすったりすると、破れたり、剥がれたり、傷がついて透明度が低下する原因となります。また、ガラスフィルムにステッカーやテープ類を直接貼るのは避けた方が良いでしょう。